女性の現場復帰のための職務グレードが誕生
人材総合サービス企業であるエン・ジャパン株式会社は、2013年2月より、育児休暇から復帰する女性社員のための新しい職務グレードを導入した。
そしてこの度、その導入成果が報告されることとなった。
(この画像はプレスリリースより)
女性のための「I付グレード」
2013年2月より導入されたのは、総合職社員でありながら、育児や介護のために短時間勤務に転換できる「I付グレード」。
このグレードで支払われる給与は、休職前と同職種に復帰することが前提で、職務給も含んだ総額の8分の勤務時間分となる。
また、子どもが小学校3年生になるまでの勤務時間は、1日当たり30分単位、2時間まで短縮が認められている。求める成果についても8分の勤務時間分になるという。
「I付グレード」による勤務の場合、時短勤務分のみが減額されることとなる。
現場復帰を前提とした職務グレード
今回発表された「I付グレード」導入成果としては、以下のものがあげられている。
【導入成果】
1.育休復帰率の改善
2.女性社員のモチベーションの向上
3.復帰社員のパフォーマンスの最大化
(プレスリリースより)
大きな成果となったのは、2012年度には、4名の育児休暇のうち2名が復帰となったのに対し、新グレード導入後の2013年度には、9名中9名復帰と、100%復帰を達成することができたということ。
さらに、これまでの経験を活かして安心して働けること、給与面での心配がなくなったということなどから、女性社員のモチベーションの向上、復帰社員の成果にもつながっているという。
エン・ジャパンでは今後も、女性社員が仕事と家事や育児を両立させながらチャレンジし続けることができるよう環境整備を進めていくとしている。活躍する女性社員が多く、女性社員の満足度の高い企業となるために取り組んでいく考えだ。
エン・ジャパン株式会社によるプレスリリース
http://corp.en-japan.com/newsrelease/2013/2573.html