おめでとう!20人目の赤ちゃん
アメリカに住むダガー家に、20番目の子どもが授かったと、火曜日に発表されました。
このような幸せな大家族になるのも、どうやら健康上のリスクがあるそうです。
末っ子が危ない?
2007年に、PLoS Medlicineという調査機関が、大家族の中で年齢の低い人に、胃ガンリスクが大きいということを発見。
9,935人以上の日系アメリカ人の男性を、28年にわたって調査したところ、7人以上の兄弟である場合は、3人までの兄弟より2倍もの確率で、胃ガンになりうる、とのこと。
若い年齢の兄弟はより影響が受けやすいということは、上の兄弟のバクテリアにさらされ、免疫システムが弱くなるからと、PLoS Medicineの編集者が語っています。
いびきのリスクも
さらに、呼吸器研究ジャーナルは2008年の調査にて、大家族が、大人になってからのいびきの原因であることを発見。
15,556人の調査で、科学者は、いくつかの健康の要因はいびきが関連しており、子どもの頃の定期的な耳の感染症や、呼吸器感染症だけでなく、大家族もその要因の一つ。炎症が増えると上気道の構造を変え、大人になって人生の後々、いびきをしがちになるとのこと。
両親にも降りかかるリスクとは
リスクは子どもたちだけではなく、両親にもあるとしているのが、全米科学アカデミー。大家族の両親は、早死するリスクが高くなると語っています。
2006年の議事録によると、ユタ州で1860年から1895年の間に結婚していた21,684組の夫婦間の生殖と、生存率をみたところ、多く子どもを持つほど、母親・父親ともに、早期の死亡リスクと結びつけられている。と述べられてます。
そんな中良いニュースも
こんなに大家族になることが、健康のリスク要因になるというのもつらいところ。
しかしこういう中でも、良いニュースもあるもので、2011年のBMC Cancerジャーナルには、子宮内膜と精巣ガンのリスク低下が関連している、としていますよ。
編集部 柴崎 翠
Los Angeles Times
http://www.latimes.com/health/boostershots/la-heb-duggars-pregnant-baby-health-20111108,0,6932968.storyPLoS Medlicine
http://www.plosmedicine.org/home.action呼吸器研究
http://respiratory-research.com/全米科学アカデミー(PNAS)
http://www.pnas.org/BMC Cancer
http://www.biomedcentral.com/bmccancer/about/