平成24年4月に2か所開園
第一生命保険(本店所在地:東京都千代田区)が来年度から保育所運営大手のJPホールディング、ポピンズと提携し、自社で保有するビルの中に保育所を開設することを6日、明らかにした。生命保険業界では初の試みとなる(同社調べ)。
待機児童の多い地域を中心に、同社が保有する物件の活用も兼ね、保育所誘致の取り組みを推進する。
第一弾は来年4月に大森ベルポートE館(東京都品川区)に認可保育所を、新高円寺第一生命ビルディング(同杉並区)に認可外保育所(来年10月までに東京都認証保育所に指定予定)を開園する予定だ。
待機児童数の10%収容を目指す
同社は将来的には、全国の保育所入所待機児童数約2万5556人(厚生労働省発表:平成23年4月時点)の約1割に相当する2500人の児童収容を目指しており、保育所誘致の取り組みで生じる地域との新しい関わり方を創出することで、地域社会への貢献にもつなげたい意向だ。
開園予定の施設概要は、大森ベルポートE館に設置予定の認可保育所の名称は「仮称:アスク南大井保育園」で定員70人(開園当初)。最寄り駅はJR京浜東北線、大森駅より徒歩3分。
新高円寺第一生命ビルディングに設置予定の認可外保育所については名称や定員とも未定となっている。最寄駅は東京地下鉄丸ノ内線新高円寺駅から徒歩2分。
第一生命保険株式会社
http://www.dai-ichi-life.co.jp/information/nursery.html