ジェンダーレスな子育て
アメリカのホームページサイトEmpowHER上で、子どもの性別を公に公表しない。という育児をしている内容が23日に紹介されました。
日本でも、「男の子だから」「女の子だから」と、言われて育った方は少なくないはずです。そんな中、イギリスに住む
ベック・ラクストンさんは5歳になる息子、サシャ君の性別を
ずっと隠してきましたが、最近公にしたとのこと。その理由は、この秋から学校に通うことになるためです。
ラクストンさんは、今までサシャ君が着たいという服は何でも着させてあげていました。その中にはドレスもあります。遊びについては男の子用、女の子用どちらのおもちゃでも遊びます。
その理由と専門家の意見
なぜこのような育児をし始めたのかという理由は、サシャ君を男の子という固定観念に、はめ込まないようにするためだと、ラクストンさんは語りました。
しかし、このように育った子は後にいじめの対象になるだろうという、専門家の意見があります。
”自己と個人のアイデンティティの感覚を持つことは、通常の健全な発達の重要な部分です。”
と、マサチューセッツ総合病院の児童青年精神医学、トレーニングディレクターであるユージン・ベレジン医師はそう述べました。
子どもの性別を内緒にした子育ては、ラクストンさんだけではなく他にもあるそうです。本当にこの方法が良いのかということは、その子どもたちが将来に証明してくれることでしょう。
編集部 柴崎 翠
EmpowHER
http://www.empowher.com/parenting/content/parenting-genderless-kids?page=0,0Cambridge News
http://www.cambridge-news.co.uk/Home/Hes-pretty-in-pink-to-make-you-think-20012012.htm