幼稚園児でも半数近くに虫歯!
文部科学省が昨年発表した2011年度版学校保健統計調査の速報データによると、幼稚園児では処置済みが16.9%、未処置が26%で合計で43%がむし歯もしくはむし歯だったという結果になった。
小学生では合計57%、中学生では抜け替りでむし歯の割合は減るが、高校生では58%と戻ってしまう。乳歯は永久歯に替わるとは言え、むし歯になる年令によっては永久歯への影響も懸念される。乳幼児のむし歯を避けるためにアメリカ小児科学会では子どものむし歯に関する情報提供を行っている。
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口の中に食べ物・飲み物がある時間を短く
アメリカ小児科学会のアドバイスによると、
・定期的に乳幼児の歯、歯ぐきに歯ブラシをかける。
・子供が食べ物や飲料水の瓶、ボトルを寝室に持ち運ばないようにする。
(食べてすぐ寝てしまい、歯みがきを忘れる可能性が生じる)
・ほ乳瓶や乳幼児用専用のカップを持たせるのは食事時間だけにする。
・キャンディやクッキーなどのような甘い物の摂取には注意する 特に粘り気のあるものは避けるべき。
とある。
フッ素の塗布に関しては保護者の中で賛否両論あるが、歯科医と相談することを勧めている。アメリカでは水道水に微量のフッ素を混入させる保健事業でむし歯の発生率を劇的に減らしたという事実がある。
幼児期の仕上げ磨きはもちろん、ある程度大きくなったら専門医から歯磨きの仕方を学び、習慣化させることも大切だ。なにより子どもは大人の真似が大好きなので、親自身が正しいブラッシングの方法と習慣を身につけることが重要だ。
HeaithDay
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=659389文部科学省 学校保健統計調査-平成23年度[速報]
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/kekka/k_detail/1313690.htm