親が怒りっぽいと幼児期の問題行動が増える!?
Healthcanal が2月17日付けで発表した記事で、赤ちゃんや幼い子どもをもつ親が怒りっぽかったり過剰に反応を示すと、幼児期の問題行動が増え、さらに否定的な感情をもつ傾向にあると発表した。この結果は、オレゴン州立大学の教授による研究で、361戸の家庭から遺伝的なデータおよび家庭環境的なデータを集めたものである。
調査は、9ヶ月、18ヶ月、27ヶ月の子どもを対象に行われたもの。親が子どもに対して怒ってばかりいる家庭の子どもは、他の同じ年の子どもと比べて問題行動が多く、感情も落ち着いていないという結果が出た。また、幼児期に問題行動や否定的な感情をもった場合、のちに学校に行くようになってさらに問題行動が悪化する傾向にあるという。
Photo:toddler loving advent candles By simplyla2歳前後が一番大変!心穏やかに子育てを!
研究によると、この否定的な感情は乳児から幼児に移行する9ヶ月から27ヶ月の子どもに多く見られる。また、問題行動が最高レベルに達するのは子どもが2歳になるとき。
Development and Psychopathologyの著者であるシャノンリプスコム氏は赤ちゃんや幼児をもつ親に向けて次のようにアドバイスする。
2歳前後の子どもは一番難しい時期。でも親がどのように接するかがその後の子どもの発達に大きく関わってくる。子どもの行動をよくするためには、親がまず自分の感情をコントロールし、過剰に反応しないことが大事である。
Over-reactive parenting linked to negative emotions and problem behavior in toddlers
http://www.healthcanal.com/mental-health-behavior/26787-Over-reactive-parenting-linked-negative-emotions-and-problem-behavior-toddlers.html