コスト削減で若手に痛手
政府が、日本の若手研究者がコスト削減のため、就職がむずかしいことを、21日にNatureのHP上でわかった。これについて科学技術政策(CSTP)は、次世代への化学のリーダーを育てることに、悪影響を及ぼすことを懸念している。
総合科学技術会議の報告書によると、大学の契約教員の数は、過去30年間で約50,000人から63,000人に増加したものの、35歳以下の教員の数は、10,000人以上から6,800人に激減している。
雇用機会が少なくなってゆく若手科学者
1990年代に、政府はより多くの教員やスタッフを雇用し、博士号を乱発、大学が大学院を拡大することを奨励していた。しかし2001年には、政府は毎年フルタイムのスタッフ数を削減することを全国で強制的に始めた。
結果として、若手研究者の雇用が減少。卒業生の供給過剰が理由である。そんな中でも、数が少ない日本の若い科学者たちは、国立大学で常勤職の仕事を見つけているという。
編集部 柴崎 翠
Nature
http://www.nature.com/news/numbers-of-young-scientists-declining-in-japan-1.10254