「ぼくの夏休み」は子ども向けでない?
TBS系列の人気昼ドラ『キッズ・ウォー』は、パート3と5が夏休みに合わせて放送されたことから、親子で一緒に楽しむことができる番組であった。
そんな感じで、親子で楽しむ戦争番組になるのでは、と期待されていたのが、フジテレビ系列の昼ドラ『ぼくの夏休み』。
あらすじは、現代っ子で甘やかされ放題で育った12歳の少年と9歳の妹が、 太平洋戦争真っただ中にタイムスリップしてしまい、その時代を生き抜いていくというもの。
“人が人を想い、信じ、生きることの強さ”がテーマとうたわれ、視聴者から番組やそのホームページで紹介される家族の思い出写真を募集するなど、のほほんとした雰囲気が流れている。
また、スタート前には子役の2人から、
「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に見てください」
という番宣があったり、クレヨン書きのようなタイトル文字など、完全に親子番組として宣伝もされてきた。
しかし、実際フタを開けてみると、これが壮絶な内容なのである。
トラウマ的な内容の「ザ・昼ドラ」
まずは、少年少女への激しい折檻シーンから始まり、さらに折檻を加えた男性が妻や使用人に無理矢理体を求めるなど、過激な場面は続く。
その後の、たいまつを片手にもった大勢の村人が、子どもたちを追いつめるシーンもトラウマ的で、のっけから、ショッキングな場面の連続である。
スタートは7月2日と夏休みの少し前であったから良かったものの、子どもたちと一緒に観始めてしまっていたらトラウマになっていたかもしれない、と思わせるぐらいの凄まじい内容である。
大人には、興味津々の展開!?
それでも、驚きの内容に大人たちの目は釘付けだ。
第1部では、妹が女郎部屋に売られて兄妹が離れ離れとなったり、そこから逃げ出したものの空襲に襲われたり……。
第2部では、空爆で再び離ればなれとなった兄妹は、運命的な再会を果たすも、お互い兄妹と気づかず、さらに妹は生活のために娼婦となってしまう。
まさに「ザ・昼ドラ」のドロドロとした展開に発展しており、2chにもネタバレスレが立つなど、多くの大人が展開を追っている。
子どもとの視聴は、親の判断が必要かも
しかし、このように、昼ドラとして楽しむ大人たちも多い中で、夏休みという時期の放送に疑問を投げかける声もあがる。
(動画:昼ドラ・ぼくの夏休み 20話のあのシーン)
子どもたちには、「少し刺激が強すぎるのではないか」と、疑問の声がたくさんあがっているのだ。
それでは、子どもに見せなければいいだけではないかというと、うっかり、チャンネルをあわせて過激なシーンが始まり、気まずい空間に……なんていうことがあり得るのが夏休みだ。
ほのぼのとした雰囲気にだまされず、一度親が内容を観てから子どもとの視聴を判断するのはもちろん、テレビの視聴は計画的に行うことをお勧めする。
【おすすめニュース】
キムタク、工藤静香の結婚・育児明らかにキムタク母「放射能には味噌が効く!?」ダウン症の赤ちゃん殺害容疑で母親を逮捕東海テレビ:ぼくの夏休み
http://tokai-tv.com/bokunatsu/ぼくの夏休み 【ネタバレ】
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/tvd/1342689601/