読み聞かせへの現代意識
メディケア生命株式会社は、小学3年生以下の子どもを持つ親を対象に、「子どもの絵本と教育に関する調査」をおこなった。
調査は、20代~50代までの親(男女)1,000人に対しておこなわれ、「読み聞かせ」に対する意識の高さがうかがえる結果となった。
(この写真はイメージです)
親子代々で読み継がれる「読み聞かせ」の効果
アンケートでは、子どもの頃に絵本の読み聞かせをしてもらったという人が6割を上回った。そのなかでも、やはり母親からしてもらったという人が51.5%、父親からという人は11.6%という結果だった。やはり、母親の読み聞かせが圧倒的に多いようである。
また、年代別の調査では、読み聞かせをしてもらった経験は20代のパパとママに多く、62.5%、30代では54.9%、40代では48.6%と、昔に比べて最近のほうが、読み聞かせの伝統が広がりつつある。
そして現代の親たちは、自分の親にそうしてもらったように、子どもに「本に慣れ親しんでほしい」「スキンシップをはかりたい」という思いから、最近では、パパ、ママともに読み聞かせに対して、関心が高くなっているようだ。
現代の子どもに読み聞かせたい絵本
現代のパパやママが、子どもに読み聞かせたい絵本は、1位が「日本のおはなし・物語絵本」、2位が「しつけ絵本」だという。その他にも、「防災絵本」などの意見もあり、震災以降、防災意識が高まっているのかもしれない。
その他にも、「偉人伝を絵本にするなら?」というアンケートでは、1位「宮崎 駿さん」、2位「イチローさん」、3位「山中 伸弥さん」、4位「北野 武さん」と続いた。
最近では、絵本アプリも人気となっており、絵本もデジタル化されつつある。今後は、小学校でもデジタル教科書の導入が検討されている。子どもたちの可能性を広げるという意味では、パパやママの期待も高いようで、理解力や表現力の可能性を求める声が多く聞かれたようである。
メディケア生命
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