NPO法人チャリティーサンタは、2,994の子育て家庭に『コロナ禍における、子どもの体験についての調査』を実施し、調査の結果を公表した。
(画像はプレスリリースより)
コロナ禍で子育て格差が拡大
調査対象は、《困窮する子育て家庭》と《それ以外の子育て家庭》で、両者を比較することで、コロナ禍における「子育て家庭の格差」と「子どもの体験の格差」が明らかになった。
【直近1年で行ったもの(=体験したこと)】の比較では、「外食をする」「家族旅行に行く」「クリスマスプレゼントをあげる」の順で格差が大きく、【コロナ禍で足りなかったもの】の比較では「新しいおもちゃの購入」「新しい本の購入」「家庭内でのアクティビティの準備」の順で、格差が見られた。
《公園で遊ぶ》といった無料で身近なものでも格差が生まれており、困窮家庭の親の方が時間の余裕がないという大きな理由のほかに、「自分もしくは子どもがコロナになったら、失業につながる」などの内容も散見された。
また、困窮家庭からの回答数は、前年の約2倍となったことからも、困窮家庭の絶対数が増えていることは間違いなく、コロナ禍において「子育て家庭の格差は拡大している」と推測される。
■調査概要
調査対象:NPO法人チャリティーサンタの顧客である子育て家
庭。主に2〜10歳程度の子どもの保護者(0〜18歳ま
で対象)。
回答期間:10/1-12/9
回答方法:オンラインアンケートフォームにて回答
調査人数:2,994世帯
(内訳)一般の子育て家庭:876世帯、困窮する子育
て家庭:2,118世帯
■調査結果詳細 | NPO法人チャリティーサンタ
https://www.charity-santa.com/news-release/20211216/