保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」を運営する株式会社明日香は、同社が発表した調査のうち、「保育現場」に関する内容を取りまとめた「【2023年】保育現場白書」を公開した。
(画像はプレスリリースより)
保育士業務の負荷が深刻化
園児や保護者にとって、保育園の行事は重要な役割を持っており、厚生労働省の保育所保育指針解説でも、「保育所と家庭での日常の生活に変化と潤いがもてるように、子どもの自主性を尊重し、日々の保育の流れに配慮した上で、ねらいと内容を考える」とされている。
その一方で、これらの行事が「園児一人ひとりに向き合った保育」の実現に繋がってはいないという実態が、調査の結果から浮き彫りとなったという。
主な理由には、保育士への業務負荷が課題であると考えられ、身体的にも精神的にも負担が深刻化しているようだ。保育士の心身の健康は、保育の質を左右するが、心身の安全性が確保できない労働環境が続くと、離職率や人材不足がさらに深刻化することも懸念される。
さまざまな業種において健康経営が叫ばれる中で、保育園においても保育士が働きやすい環境作りが叶えることが、より園児に向き合った保育に繋がると言えそうだ。
■子ねくとラボ:
https://konnect-labo.jp/【2023年】保育現場白書」ダウンロードはこちら:
https://www.g-asuka.co.jp/web/pdf/2303-01.pdf