一般社団法人ウーマンエンパワー協会は、「子育てしやすさ」に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。調査は株式会社ルバートと連携して、インターネットで行ったもので、対象は20~40代を中心とする子育て中の女性たち(有効回答数 168名)。
(画像はプレスリリースより)
子育て世代の経済的負担
自身の収入についての質問では、収入なしが一番多く28.4%、次いで300万~400万未満が19.8%、100万円未満が13%。パートナーの収入については400万~500万円未満が26.7%と最多。次いで500万~600万円未満が14.9%だった。
1ヶ月の生活費については、20万~25万円未満が最も多く、次いで20万円未満、25万~30万円未満が続いた。世帯年収から差し引くと、余裕ある生活を送れている人は少ないようだ。
子育て補助に必要な額については、5万円以上の補助を求める声が最も多く、3万円以上は必要という回答を合わせると、半分を占める結果だった。
「今の日本は子育てしやすい環境か」との問いには、否定的な意見が75.9%を占め、そう思う理由については、経済的な負担や不安を挙げる声が最も多く、次いで保育や預け先施設の不足、社会(環境)の理解やインフラの不足などが続いた。
経済的負担や不安を補うために就労したいが、子どもの預け先がないといった環境のため、働きたくても働けないという悪循環が予測できる。
≪調査概要≫
子育て女性向け「子育て」に関するアンケート
・調査対象:子育て世代の女性
・調査機関:3月1日~3月31日
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:168名
■アンケート結果詳細:
https://www.womanenpower.jp/information/kosodate202303/