新型電車の全車両に「フリースペース」ができる
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、新型通勤電車(E235系)の量産先行車を製作すると発表した。
(画像はプレスリリースより)
新車両は11両編成(うち10両新造、1両改造)で、車いすやベビーカー利用者のための「フリースペース」を各車両に設ける。2015年秋頃から山手線で運転スタートする。
「お客さま、社会とコミュニケーションする車両」をコンセプトとして、「フリースペース」の設置の他、優先席を増加し、優先席がわかりやすい表示に変更。一人あたりの座席幅も、45センチから46センチに拡大するなど、居住空間を広く感じるオープンなデザインになるという。
マーク表示や専用スペースで、ベビーカー利用者も安心!
JR東日本では、昨年“「みんなで赤ちゃんを守ろう」ベビーカーキャンペーン”を行うなど、これまでも赤ちゃんと一緒に安心して電車を利用できるように取り組んできた。
「フリースペース」が増設されることで、周囲に気兼ねせず電車に乗れ、ベビーカー利用の親子が少しでも気軽に外出できるようになると期待できる。
なお、現行のE235系以外の車両にある「車いすスペース」にも、ベビーカー利用者のための「ベビーカーマーク」の表示を、順次取り入れていく計画だ。
東日本旅客鉄道株式会社プレスリリース
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