仕事と子育てを両立するための準備を整える
4月からは育児休業を終え、復職する人も多くなる時期。子どもが保育園に慣れることができるか、自分自身も久しぶりの仕事に対応できるか、漠然と不安と感じる人も少なくない。
実際に復職するにあたり、どのような準備が必要になるか。入園できる保育園が決まっても、仕事と子育てを両立させるにはまだ必要な準備がある。
慣らし保育の進め方は保育園によって様々
保育園生活をスムーズにするため、入園当初は短時間預けて環境に慣らしていく「慣らし保育」をする。保育園によってやり方が違い、長くて二週間、通常は一週間。やらない園や三日程度で済ます園もある。
4月の仕事開始にあたって、3月中から慣らし保育ができる園と、定員の問題で希望があっても、4月からしか開始できない場合がある。また、復職前に預けられるケースとあくまでも復職してからしか預けられるケースがあるので確認が必要だ。
慣らし保育の概要を保育園にあらかじめ尋ね、会社と復職の時期を相談する。復職前に預けられるなら4月からしか開始できない場合も、復職を4月中旬ごろにすれば、慣らし保育に専念できる。
母乳育児やアレルギー対応給食など事前確認が必要
保育園で必要な物や服装なども事前確認をしておこう。よく保育園で対応が分かれるのが、お昼寝用の布団。預ける保護者で用意する場合と簡単なものを園で用意している場合がある。母乳育児を続けたい場合や、アレルギー対応の給食の用意なども園に確認が必要だ。
子どもが病気になったときに病児・病後児保育
子どもが病気になったときに利用する病児・病後児保育施設も事前に登録しておこう。「当日でも利用可能かどうか」、感染症に対応できる「隔離室の有無」なども確認する。施設は自治体のHPや「全国病児保育協議会」のホームページ
http://www.byoujihoiku.ne.jp/
で探せるほか、NPO法人「フローレンス」では、派遣型病児保育を行っていて、東京23区や千葉県浦安市にサービスを展開している。
「全国病児保育協議会」ホームページNPO法人「フローレンス」ホームページ