私立中学進学率は18.1%で、前年より0.5ポイント減
横浜市教育委員会が、今春に卒業する市立小学校、特別支援学校の児童の進路状況をまとめ、私立中学に進学する児童数が前年より減少したことがわかった。
私立中学校に進む児童数は18.1%(5,830人)で、前年より0.5ポイント減った。市内の18区別にみると、青葉区の児童が突出して高く、30.1%(前年30.8%)。最も低かったのは瀬谷区の10.1%(同8.7%)だった。
青葉区は3割が私立中学に進学
青葉区は私立に進む972人のうち、7割以上が東京都内など市外の私立中に進む。同区内には東急田園都市線が通り、都内にアクセスしやすい点が、都内の私立中学人気につながっている。また、親が私立中学に通っていたケースも多く、私立中学人気が続いている。
瀬谷区は1.4ポイント増加したものの、前年に続き最も少なかった。私立中に進む割合は、ここ5年ほど横ばい。不況により、私立中学の進学率も減少すると予想されたが、私立中学人気に陰りはあまり見られなかった。
中学受験情報誌「進学レーダー」の井上修編集長の以前のコメントでも「教育費は医療費の次に重視される。生活費を節約しても子どもの将来に投資しようと考える保護者が多いのではないか」と話している。
横浜市教育委員会
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/記者発表資料: 平成21年度小学校等卒業予定者の進路状況調査
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201003/images/phpWtpy9X.pdf