「ママは宇宙飛行士」を影でサポートする夫
米スペースシャトル「ディスカバリー」で5日、宇宙に飛び立った山崎直子さんは、日本人として2人目となる女性宇宙飛行士であると同時に、7歳の娘を持つママでもあることが知られている。
仕事と育児の両立に大きな支えとなったのが、「主夫」となった夫、大地(たいち)さんの存在だ。
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Matthew Simantov's photostream主夫として、家事・育児・介護に奮闘
山崎さんは、1999年に宇宙飛行士候補に選ばれ、翌年、国際宇宙ステーションの管制業務にかかわる会社に勤める大地さんと結婚し、2002年、長女の優希ちゃんを出産した。
当時、日本にいて2人で育児をしていたが、2003年のシャトル空中分解事故以降、山崎さんはアメリカやロシアでの訓練が増えて家を空けることが多くなった。
そのため、大地さんが会社を辞め、主夫として、育児と家事をこなす生活になった。ほぼ同時期に、両親の介護もあって、宇宙飛行士を目指す妻の傍ら、大地さんは必死に家事と育児、介護までこなし、「とても大変だった」と、大地さんは当時を振り返る。
シャトル搭乗決定で家族の絆が強くなる
さすがに一時期、すれ違いの多さなどから、離婚の危機もあったそうだ。しかし、2008年11月、ディスカバリー最後のフライトで搭乗が決まり、家族のきずなを取り戻した。
数々の苦難を乗り越え、宇宙に飛び立った山崎さん。仕事と育児を両立して夢を実現した「ママ」として、2週間のフライトに挑んでいる。
(minastirith 執筆)
山崎直子 (Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E7%9B%B4%E5%AD%90