妊娠中の女性や育児中の母親向け
厚生労働省は4月7日、福島第一原子力発電所の事故による放射線の影響を心配する妊娠中の女性や育児中の母親向けにパンフレットを作成したと発表した。パンフは関東地方を中心に関係する医療機関や窓口、幼稚園や保育園、協力店などで4月中旬から順次配布するとしている。また、ホームページでもダウンロードして閲覧する事ができる。
水や空気、食品の安全などに関してイラストなども交えて、わかりやすく解説しているという。タイトルは「妊娠中の方、小さなお子さんをもつお母さんの放射線へのご心配にお答えします。~水と空気と食べものの安心のために~」となっており、およそ300万部を発行するとしている。
過度の心配はしないで
第1章では「胎児」や「赤ちゃん」への影響について、避難指示や屋内退避指示が出ているエリア以外では影響することはまず考えられないとし、過度な心配はしないようなどと呼びかけている。
第2章では「水道水」、第3章では「空気」、第4章では「食べのも」についてそれぞれ言及しており、基本的には必要以上に心配する必要はないようだ。詳しくは下記のリンクからパンフをダウンロードして確認するとよい。なお、このパンフは4月1日時点での情報等によって作成したものだとしているので、今後の状況変化に留意が必要だ。
妊娠中の女性や育児中の母親向けに放射線への心配に答えるパンフレットを作成しました|報道発表資料|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000014hcd.html