国際意識調査
内閣府が5月18日に発表した「少子化社会に関する国際意識調査」によると、欲しい子どもの人数は各国ともほぼ同じ平均2.2人~2.4人だが、希望する人数まで子どもを増やしたいかという問いや、自国は子育てがしやすい国かという問いでは、日本や韓国がスウェーデン、アメリカ、フランスより低かった。
調査は上記の5カ国が対象で、希望する人数まで子どもを増やさない理由としては、日本、韓国、アメリカが子育てや教育にお金がかかりすぎるという答えが一番多かったようだ。
子育てしやすさ、前回より4.9%増
自国を子育てがしやすい国だと思うかについて日本では、5年前に実施した前回に比べ4.9%増えて52.6%となり、5割を超えた。韓国はわずか16.2%だった。一番高いのはスウェーデンで97.1%の高い率となっている。
仕事や家庭生活、個人の生活についての優先度について日本の男性は、仕事と家庭生活をともに優先したいと思っているが、実際は仕事優先になっていることがわかる。この調査では他にも結婚や出産などについての意識調査が行われている。
平成22年度少子化社会に関する国際意識調査報告書【全体版】(PDF形式) - 内閣府平成22年度少子化社会に関する国際意識調査報告書【概要版】(PDF形式) - 内閣府