東京は14件増加
厚生労働省は5月2日、全国の認定こども園の平成23年4月1日現在の認定件数は762件だったと発表した。昨年4月1日の532件から230件増加している。
認定件数が多い都道府県は東京都の65件で、昨年から14件増加している。次いで兵庫県が60件で、昨年から29件増加している。兵庫県が昨年に比べて最も増加している。続いては北海道41件、長崎県40件、鹿児島県30件などとなっている。
京都と沖縄はゼロ
一方で、京都府と沖縄県は認定件数がゼロとなっている。幼保一元化の流れの中、認定こども園は、待機児童が増える保育所、少子化で園児が減る幼稚園といった問題の解消が期待されるが、複雑な制度に対応することの困難さなどから思うように増えていないのが現状といわれている。
762件のうち公立は149件、私立は613件となっている。また、認可幼稚園と認可保育所が連携し一体的な運営を行う「幼保連携型」が406件、認可幼稚園が保育所的な機能を備える「幼稚園型」が225件、認可保育所が幼稚園的な機能を備える「保育所型」が100件、幼稚園・保育所とも認可のない地域の施設「地方裁量型」が31件となっている。
認定こども園は、保護者が働いているかいないかにかかわらず利用することができるもので、すべての子育て家庭を対象に子育て支援を行うものだという。
認定こども園の平成23年4月1日現在の認定件数について(厚生労働省)