無償のフィルタリングソフトを
任天堂の「ニンテンドー3DS」では6月7日からアップデートすることでインターネットブラウザの機能が使えるようになったが、子どもが有害サイトにアクセスしてしまう危険があり、犯罪に巻き込まれるようなことがないか心配する保護者も多いだろう。
そこで、無償で提供されるフィルタリングソフトがあるので、保護者にはぜひ利用してもらいたいものだ。このフィルタリングソフトは、子役の加藤清史郎くんのコマーシャルで知られる「i-フィルター」を提供している情報セキュリティメーカーであるデジタルアーツの「i-フィルター for ニンテンドー3DS」が「ニンテンドー3DS」向けのウェブ・フィルタリングサービスに採用されたものだという。
フィルタリングの普及を
「ニンテンドー3DS」の本体更新で使えるようになるブラウザでは、「お気に入り」の中に「i-フィルター for ニンテンドー3DS」が登録されているので、ここから申し込めば「i-フィルター」のフィルタリング機能を無料で利用できるようになるという。また、新たに「ニンテンドー3DS」を購入する場合は、購入の際に申し込むことができるという。
「i-フィルター」を提供しているデジタルアーツが昨年9月に発表した調査結果によると、フィルタリングソフトの認知度はおよそ85%と、2006年の前回調査からおよそ32%増えているが、それでもまだフィルタリングソフトを知らない保護者がいるようだ。今回の「ニンテンドー3DS」のように、携帯ゲーム機でインターネットに接続できるようになっているが、そのこと自体を知らない保護者もいるだろう。政府や業界団体なども普及に取り組んでいるが、さらなる普及が望まれるところだ。
デジタルアーツ株式会社
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