みんな悩んでいる「幼児期の子育てに関する悩み調査」
親子の育ち合いを支援し、『幼児期からのアイデンティティ教育』を実現する活動を行うNPO法人子育て協会は、全国の6歳以下の未就学児童を子に持つ親・合計1042人に、「幼児期の子育てに関する悩み調査」のインターネットアンケートを、昨年10月から11月に実施しました。
(画像はNPO法人子育て協会ホームページより)
育児の悩み、育児不安のトップ3は?
今回の調査の結果では、【親の具体的な育児の悩み】としては、1位「つい感情的に叱ってしまう事が多い」(約36%)、2位「子どもが食事の好き嫌いが多い」(約24%)3位「叱り方がよくわからない」(約21%)となりました。
夫婦関係については、約64%の親が「円満である」と答えました。しかし、約33%の親が「父親母親どちらか一方に子育ての負担が偏っている」と答えて、円満な家庭でも同じように、子育ての分担に問題がある可能性が約3割ある可能性が浮かび上がりました。
【育児不安】としては、1位「いろいろ心配事がある」(約59%)、2位「育児ノイローゼに共感できる」(約49%)、3位「子育てに自信が持てない」(約48%)となりました。このトップ3に回答した層は、回答者全体に比べて、「感情的に叱ってしまう」「叱り方がわからない」「どちらか一方への子育て負担の偏り」など、具体的な育児の悩みが高い事がわかりました。
その他、働く主婦に比べて、「子どものことでどうしていいかわからないことがある」「子どものことがわずらわしくてイライラする」などの項目で、専業主婦の方が育児に関する不安度が高い事がわかりました。
この調査の結果を踏まえて、NPO法人子育て協会では、人気の「褒め方・叱り方講座」などの親向け講座を引き続き実施する他に、「子育て学講座」では専業主婦向けに平日開催を実施します。また、2014年春に「チャイルド・ファミリーコンサルタント養成講座第4期生募集」を行い、さらに今後も親子の育ちを支援する人材を育成していくそうです。
NPO法人子育て協会 調査結果リリース
http://kosodategaku.jp/archives/1451協会