現役学生ボランティアが「ことば」の不安をサポート
学校法人明治大学は、4月23日、同大学の学生ボランティアによる「外国にルーツを持つ児童」を対象にした学習支援教室、「なかのハウス」を開催すると発表した。
開催日は4月26日(土)、5月10日(土)、24日(土)の3日間で、明治大学の中野キャンパスにて行う。このプロジェクトは、国際日本学部の2年生9人の学生ボランティア「なかのーばる」が、自ら企画。3月には、試験的に開催済みとの事だ。
(画像はプレスリリースより)
「ことば」に不安を持つ子どもたちの「居場所」に
対象児童は、明治大学中野キャンパスのある「中野区在住」で、「外国籍」か「帰国子女」などの小学4年生から6年生。日常会話には困らないが、日本語での「学習」に課題を持つ児童のサポートをする。
外国にルーツがある子どもは、「ことば」の問題から授業がわからなくなり、不就学や不登校へつながるケースが社会問題となっている。学生によるサポートで、同じ境遇の子ども同士の「居場所」を作り、教科書などを使って自由に質問できる雰囲気の中で、「勉強の不安」を解消する。
勉強ばかりではなく、レクでコミュニケーション!
また、勉強だけではなく、レクリエーションなどを行って、子どもたちとの交流を深めていくとの事だ。
明治大学では、中野区教育委員会を通して区内の小学校へ開催を呼びかけ、これから毎月2回のペースで開催していく事を検討中だ。
学校法人明治大学プレスリリース
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