オレンジリボンキャンペーンのイベント開催
大阪ステーションシティアトリウム広場で1日、「児童虐待防止オレンジリボンキャンペーン」オープニングイベントが開催された。
会場にはシンボルキャラクターに起用した「泣いているキティ」が登場。後を絶たない痛ましい事件にキティちゃんが心を痛めており、虐待に関心を持って通報などの行動を起こしてほしいとの願いが込められている。
イベントではベストファーザー賞にも選ばれ、「子供の森親善大使」としても活動する赤井英和さんのトークショーが催された。赤井さんは
「実際に子どもの声を聞くことが大切。親に実感がない場合もある。周りの人が気をつけて子どもの声を聞くことが大切」
とし、そのために
「あいさつがコミュニケーションのきっかけになるので、第一歩は近所の人と会ったときにちゃんとあいさつすることを親が示していくことが大切」
と語った。
子育てはひとりでしないで
痛ましい事故の要因のひとつ家族の孤立化がある。子育てをしている母親には、悩みや辛い思いを打ち明けられる場所があることを訴え、児童相談所の電話番号を携帯に入れておくように呼びかけられた。
11月は児童虐待防止推進月間であり各地で様々なイベントが予定されている。大阪府内での今後のイベントは以下のようになっている。
3日:万博記念公園スタジアム(吹田市)でのガンバ大阪VS鹿島アントラーズ戦で選手からのメッセージ上映や来場者からのメッセージ受け付けを行う
15日:ドーンセンター(中央区)でシンポジウムを開催
17日:波切ホール(岸和田市)で日常を題材にした楽曲を弾き語りする秦万里子さんのトーク&ライブを開催
2012年1月17日:サンケイホールブリーゼ(北区梅田)で尾木ママの愛称で親しまれる教育評論家・尾木直樹さんの講演
虐待事件が起きた時に母親だけを責めることなく、とにかくまず状況を聞き、共感をすることから虐待撲滅の一歩は始まる。
オレンジリボン運動-
http://www.orangeribbon.jp/