インフルエンザの季節到来、感染予防に役立つ湿温度計発売

健康計測機器の開発などを行っているタニタは、10月20日からインフルエンザの予防に有効な温湿度計の発売を開始した。

今回の商品は、小児科医の研究などで明らかになった、季節性インフルエンザの発症が、温度や湿度と密接な関係があるという理論に基づき開発された。

温度と湿度（相対湿度）の値から算出した「絶対湿度＝体積１立方メートル中に含まれる水蒸気の量」をベースに、ウィルスが生存しにくい環境（ほぼ安全）、ウィルスに感染に注意が必要な環境（注意）、ウィルスに感染しやすい環境（警戒）の3段階で表示。表示に沿って湿度と温度管理を行い、インフルエンザの予防対策に繋げる。
商品はデジタル表示で見やすい「TT-549」（価格3675円）、アナログ式で、据え置きと壁掛け兼用の「TT-547」（価格2100円）、アナログ式で大型の壁掛け使用の「TT-549」（価格3675円）の３種類を用意。

「TT-549」では、「警戒」時にはアラームが鳴るように、注意を促す機能を搭載したほか、カビが発生しやすい環境にあることを知らせる表示機能なども備えている。

外出先から戻った際に、うがい手洗いを行うのはもちろんのことだが、部屋の湿度と温度を管理を徹底することで、季節性インフルエンザの猛威から子どもを守る有効な手段となりそうだ。

国立感染症研究所感染症情報センターの「感染症発生動向調査」によると、インフルエンザの発症件数は10月中旬に上昇、10月中旬から12月中旬にかけてピークを迎えるという。



タニタ株式会社リリース
http://www.tanita.co.jp/company/press/TT549.pdf

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