数値目安について、小出氏語る
文部科学省が11月30日付で出した、学校給食の食材に含まれる放射性物質について「1キロ当たり40ベクレル」との目安だったのは、実は「測定機器の機種選定の目安」だったということについて、自治体に混乱が起きているが、今回の数値目安について、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が、12月1日の、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」で語った。
”私としては子どもはもっともっと被曝(ひばく) から守らなければいけないと、思っています。例えば福島の事故が起きる前に日本の米がどのくらい汚れていたのかといえば、1キログラムあたり0.1ベクレルとかせいぜいその程度。40を許すということは、400倍許してしまうということになるんですね。”
東京稲城市弁当認める
そんな中、東京都稲城市教育委員会は、保護者が希望する場合、市立小中学校の児童・生徒へ給食の代わりに弁当持参を認めることを決定。申請は今月1日からの受付。
今回、文科省の連絡の不手際の混乱の件で、ますます政府に不信感を抱くだけでなく、小出氏の語った内容を考えると、政治家のひとりひとりが、未来を担う子どもたちを本気で守ろうとしているのか、という疑問がぬぐえない。
編集部 柴崎 翠
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