半数が脳教育を意識
トレンド総研は20~30代の0~6歳までのお子様がいる女性500名を対象に「子供の教育と脳の発育」について調査した結果を発表した。
これによると、子どもの教育に「脳教育」を意識していると回答した人は52%に上った。近年の脳トレーニングブームの影響もあってか、こどもの教育に脳教育を意識する母親は多いようだ。
実際に脳教育に良いことは何かを聞いてみると、、「話す(話しかける)」(91%)、「他人と触れ合う」(80%)などが多く、以下、「良く眠らせる」(73%)、「絵を描かせる(見せる)」(67%)、「音楽を聴かせる」(60%)、「字を書かせる(見せる)」(47%)などとなった。
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子どもは「右脳派」に育って欲しい
右脳派と左脳派のどちらに育って欲しいかという質問に対し、「右脳派」が42%、「左脳派」が12%、「どちらとも言えない」が46%となり、右脳派を支持する母親が多い結果になった。
右脳派に育って欲しいとする母親は、想像力や発想力といった頭の柔軟性を重視した回答が多くあった。どちらとも言えないと回答した理由としては、子どもの個性を尊重したい、バランスよく育って欲しいという意見が多かった。
脳の専門家によるアドバイス
医学博士 加藤俊徳氏によれば、子どもの脳はやはりバランス良く育てることが大切だという。どちらか一方だけを鍛えても、考え方に応用力が欠如して偏った思考になりがちになるそうだ。
バランスの良い脳を育てるためには、「聴力」を鍛えることが大切だそうだ。傾聴する力が物事を理解する脳を育て、左右両方の脳の成長につながる。好きな音楽を聴かせることや、集団の中で他人と触れ合ってやり取りを重ねる中で協調性や自分で聞いて考える力を身につけさせることが大事だという。
小さな子どもに脳トレドリルなどを座らせて強要するより、自然の中で友達とたくさん遊ばせるほうがバランスの良い人間を作り上げることができるようだ。
トレンド総研-
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