全額補助の検査。
2012年1月12日、福島県と4月に発足する原子力安全庁(仮称)、今年度県内の母親約1万人に母乳の放射性物質濃度検査を行うことを発表した。検査の希望者には、全額補助される。
福島県の新生児は年間約1万8千人で、そのうち半数は母乳育児をしているとのこと。粉ミルクを使用していても、母乳を与える機会もあるかもしれないので、対象は母乳育児の母親のみではなく、乳児の母親全員になる。
安心して母乳を赤ちゃんに。
県は、母乳の放射性物質濃度検査を希望する母親は約1万人で総事業費として5億6千万円と見込んでいる。福島県は県民健康管理基金を財源として活用する予定をしている。
母親が搾取した母乳を民間の検査機関などに送り、分析してもらうシステムをこれから県は整えていくそうだ。自分の母乳に不安だった母親がこの検査で安心して母乳育児を続けられるようにと福島県が考えた末のシステムだ。
KFB 福島放送
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