育児休暇はとりにくい?
景気の低迷も長引くなか、共稼ぎの夫婦も増えている。
男女平等化だけでなく、そうした経済的な背景などからも、夫にも家事や育児をサポートできるよう、男性社員にも「育児休暇」が認められるようになった。
しかし、実際に働いている人の中には、「やはり育児休暇はとりにくい」という男性社員の声の方が多い気がする。
JAST会社ウォッチの記事によると、
ある会社では、産休中の妻に協力して家事や育児をしようとする男性社員に対し、オーナー社長が「仕事をおろそかにするな」と発言し、社員から猛反発を買っている
という。
中小企業にも近づく法改正
平成22年に施行された育児介護休業法の改正は、平成24年7月1日に従業員100人未満の会社でも施行される。
この法律が施行されれば、事業主には、
「3歳未満の子どもを養育する労働者が希望すれば「短時間勤務(1日原則6時間)」や「残業・休日出勤の免除」ができる制度づくり」
などが義務づけられることになる。
そして、もちろん男性社員もこの制度を利用できる。
先にも述べたように、やはり「男は仕事を休むな」という考えを捨てきれていない会社も多い。
しかし、心あたりのある方は、時代錯誤の考えが捨てきれず、社員の信頼を失ってしまうよりも、この機会に育児介護休業法へ理解を深めてはいかがだろうか。
「男は育児なんかで休むな!」 社長の宣言に社員猛反発
http://www.j-cast.com/kaisha/2012/04/20129658.html