子どもへの「お金の価値」教育
「子どもたちにお金の価値を教える最善の方法は何か。」
そんなテーマをウォール・ストリート・ジャーナル紙が掲げ、専門家2人の見解を仰いだ。
お小遣い制度
多くのパパ・ママが、子どもへの教育に使うのは、「お小遣い制度」ではないだろうか。
定期的に決まった金額を与え、それを管理、貯金、使用する方法を教える。
しかし、専門家の間でも意見が分かれるのが、「子どもたちの小遣いを家の手伝いと結びつけるべきか?」というものだ。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙の議論
ウォール・ストリート・ジャーナル紙では、意見の対立する2人を呼んで、ディスカッションを行っている。
「小遣いと手伝いを結びつける」派には、『子ども金融ネットワーク』の創立者、ニール・ゴドフリー氏。
反対派には、家庭に焦点を当てた金融アドバイスを行うガロ・コンサルティングの共同創立者、ジョン・ガロ氏が立った。
インタビューの中、ゴドフリー氏は、
「子どもにお金の自然な出どころを学ばせるのが重要だ。つまり、お金を手に入れる唯一の方法は稼ぐこと。一生を保障してくれる社会保障制度はない。」
と主張。一方、ガロ氏は、
「社会保障を受けるような子どもたちの育成回避には賛成だ。しかし子どもたちには労働倫理も身につけてもらいたい。責任感と成功させようという気力だ。」「私は両親が家の手伝いを2つのカテゴリーに分けることを勧める。家族全員のことに関する手伝いは、子どもが家族の一員であるから行う手伝いであって、小遣いはもらえない。その代わり、達成感を報酬として得ることで、労働倫理の育成の一助となる。」
と述べた。
家事の2分化が効果的か
ゴドリー氏も、家事の2分カテゴリー化には賛成のようで、「親が他の人に頼めばお金を支払うような仕事に限定」して、お小遣いをあげればどうかと提案していた。
一方で、子どもたちが家の用事をしなかったから小遣いを渡さないのは、お金を「罰」に使うという悪いメッセージとなるため注意する必要がある、という内容も飛び出した。
お金と子どもの教育は、難しい課題ではあるが、今回の討論から、どうやら「家事の2分化」に効果がありそうなことが分かった。
子育て中のパパ・ママは、一度実践してみてはいかがだろうか。
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