母パンダ、育児放棄か?
7月5日、上野動物園のパンダシンシンが無事に赤ちゃんパンダを出産した。
しかし、翌日午後6時頃からシンシンは赤ちゃんを床に置いたまま大好物のタケノコをむしゃむしゃと食べ始めたという。
その際は15分程で赤ちゃんを抱きに戻ったが、翌日の7日には全く子どもを抱こうとしなくなってしまったそうだ。
緊急隔離と記者会見
シンシンが赤ちゃんパンダを抱かなくなったことで、赤ちゃんパンダの体温が一時低下。
そのため、同園では赤ちゃんパンダを保育器の中に緊急隔離した。
現在は、飼育員らがシンシンの母乳を哺乳瓶で与えるなどしながら、24時間態勢で見守っている状態だ。
こうした状況に対して開かれた同園の記者会見では、福田豊副園長が、
「動物は一つのことに夢中になるとそれに集中してしまう特性がある」
と説明し、
「育児放棄ではなく、育児疲れだろう。子育てについては楽観視している」
と語った。
子育ては体力勝負!休む時はしっかり休もう
パンダは、育児疲れで一時的に子どもを放棄していても、体力が回復すれば育児を再開するという。
それまで、飼育員たちが育児を代わってあげるのだそうだ。
実際シンシンは、子どもがいなくなったことに気づいても取り乱さず、ごろんと横になって休憩しているという。
人間もパンダも、育児で体力が消耗されるのは同じということか。
人間の場合は、飼育員さんが代わってくれないだけに、夫婦交代でお互い休憩をしながらの子育てになるだろう。
サンスポ:母親パンダ・シンシン、子育てや~めた!?
http://www.sanspo.com/geino/news/20120708/ZAKZAK:パンダが育児疲れ?子供よりタケノコに夢中
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120707/