3歳からの性教育!?
8月17日、中日新聞が、『3歳からの性教育 ごまかさず向き合って』というタイトルの記事を掲載した。
3歳からって、ちょっと早くない?
そんな疑問をもたれた方も多いのではないだろうか。
しかし、同誌によると、実際に2歳3か月の男児からおしっこの最中に、
「おちんちんが大きくなっちゃった」
と言われて答えに窮したお母さんの話が紹介されている。
この質問に答えたのは、フリーアナウンサー (所属事務所:株式会社インプレオ)で、「おやこみゅ」NPO法人親子コミュニケーションラボの代表理事を務める天野ひかりさん。
天野さんは、
「日本人は性とお金の話をタブー視するが、生きていく上で大切なこと」
とし、
「三歳からの性教育」
をメインテーマに掲げて各地で子育てに関する講演などを行っている。
今回の質問に関しては、
「不思議だね、と共感し、男の子ならおしっこがたまった時は当たり前だということを伝えて」
とアドバイスをしたようだ。
幼児の性教育は必要!
こうした、幼児の性に関する素朴な疑問に、親がドギマギしてしまうという経験をされる方も多いのではないだろうか。
“人間と性”教育研究所所長の高柳美知子さんは、幼児への性教育に関して、
「子どもは知りたがりや。お父さんにはどうして私にはないものがぶらさがっているのか、お母さんにおっぱいがあるのはなぜか、赤ちゃんはどこからうまれるのか。不思議に思ったことを聞きたいと思うのはあたりまえのことですね。」
「あなたもおとなにこういうこと質問してウソをつかれたり、はぐらかされて、あとから本当のことを知って傷着いた経験はありませんか。そうすると子どもは「性はいやらしいこと、性の話はしていけないこと」というマイナスのイメージを持ってしまうものです。」
とその必要性を語る。
性について知るということは、自分たちの体を知る事でもあり、それに対してきちんと答えてあげることで、プラスのイメージをもたせてあげることができるというのだ。
親がきちんと勉強を
高柳さんによると、性に関する子どもの質問にきちんと答えるには、親がまずきちんと学習しなくてはならないという。
そして、子どもから質問をされた時には、
「うそをつかない・逃げない・怒らない」
の3原則を守ることが大切だそうだ。
また、お産に関わる講演活動などをしている大葉ナナコさんによると、9歳頃までに性に関わる話をすることで、家庭内で性に関する話がしやすくなる傾向があるという。
幼児の性教育というと、「早くない?」と思いがちだが、子どもから「質問をされた時」に備えて、親がしっかりと勉強をしておく必要がありそうだ。
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http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2012081702000140.htmlどうしたらいいの?これからの性教育
http://seikyoken.org/nyuyojiki/dousitara1.htm