見せたくないテレビ9年連続「ロンドンハーツ」
5月21日、日本PTA全国協議会が、「保護者が子供に“見せたくない”テレビ番組」調査で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号が司会でおなじみの『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)が9年連続で1位となったことを発表した。
見せたくない理由としては、
「内容がばかばかしい」(76.6%)
「いじめや偏見を助長する場面が多い」(46.0%)
「言葉が乱暴である」(41.6%)
という項目にチェックする保護者が多く、テレビ朝日は、
「貴重なご意見として真摯に受け止め、今後の番組作りの参考にさせていただききたいと思います」
とコメントをした。
何のために調査をしているのか?
毎年報告される、この日本PTA全国協議会の「子供に“見せたくない”テレビ番組」ランキング。
いったい、何の目的で調査しているのかと、疑問に思った事がある人も多いのではないだろうか?
日刊サイゾーの記者を務める鮫肌文殊氏も、そのうちの一人であるが、なんと好奇心が高じて、PTAに電話をして質問をしてしまった。
「PTAが、子供に見せたくない番組を発表する意味っていったい何なんですか?」
「そこ発表してくれなくていいよ」
それによると、「保護者が子供に“見せたくない”テレビ番組」というのは、「子どもとメディアに関する意識調査」という全国調査の項目のひとつで、マスコミがそれだけをフォーカスして報道しているだけとのこと。
なんだか拍子抜けであるが、「“見せたくない”番組」に特化して調査を行ってるわけではないそうだ。
さらに、日刊サイゾーで鮫肌文殊氏が報じたところによると、
「PTAさん的には、「そこ発表してくれなくていいよ」って感じなんですか?」
の質問にPTAの担当者は、
「そうですね。」
と即答。
本来は、現在の子どもたちを取り巻く環境の変化、例えば「スマホの子供たちへの影響」などに関する調査結果を報道してほしいのだという。
「子供に“見せたい”番組」回答が圧倒的に多い
また実際には、「子供に“見せたい”番組」をアンケートで記載する保護者の方が圧倒的に多いのだそうだ。
ちなみに今年の「子どもに“見せたい”番組」ではバラエティ番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)が1位となり、9年連続にはまだおよばないものの、6年連続でトップをキープした。
来年度からは、「子供に“見せたい”番組」あ「子どもを取り巻く新しい環境」など、別の項目に注目することで、子育ての役に立つ情報が得られるかもしれない。
Wikipedia:日本PTA全国協議会
http://ja.wikipedia.org/wiki/日本PTA全国協議会日本PTA全国協議会
http://www.nippon-pta.or.jp/テレビ朝日:ロンドンハーツ
http://www.tv-asahi.co.jp/londonhearts/日刊サイゾー:PTAが「子供に見せたくない番組」を発表するワケ
http://www.cyzo.com/2012/08/post_11164.html