幼稚園の送迎バス運行に長年携わってきた株式会社みつばコミュニティは、スペア・テクノロジーソリューションズ株式会社のAI活用型オンデマンド交通システムを利用し、「横浜市都築区預かり保育児童向けシェアリングバス事業に向けた実証運行」を行なうことになった。
(画像はプレスリリースより)
AIシステムの活用で各園・各家庭に最適なルートを素早く算出、預かり保育後の柔軟なバス送迎の実現へ
共働き家庭の増加や、待機児童の問題から、幼稚園でも「預かり保育」を利用する家庭が増えているが、園児ごとに帰宅時間が異なることや、送迎コストの高さから、多くの園で預かり保育後の各家庭へのバス送迎は行なわれていないのが実情だ。
株式会社みつばコミュニティは、認定こども園エクレス幼稚園の協力のもと、5月から7月にかけて実証実験を進めているが、同園に通う園児のうち年中・年長の1号認定の保護者を対象とした調査では、43.8%が預かり保育終了時のバス送迎を希望しており、バス送迎への関心の高さが伺える。
今回の実証実験は、スペア・テクノロジーソリューションズ株式会社のAI活用型オンデマンド交通システムを利用して行われることになっており、幼稚園と各家庭を効率よく結ぶルートをAIが速やかに見つけ出すという。
株式会社みつばコミュニティは、今回の実証実験でオンデマンドバスの有効性を確認するとともに、実証実験の結果を踏まえて、複数の園を結ぶシェアバス送迎の実現を目指していきたいとしている。
・実施期間:5月16日(月)~7月15日(金)
・実施地区:神奈川県横浜市都筑区
・実施園:認定こども園エクレス 幼稚園
・送迎バス利用児童数:23名
■株式会社みつばコミュニティ:
https://www.mitsuba-c.jp/