夏の外遊びで気になるケガ
ニチバン株式会社は7月4日、3~12歳の子どもをもつ全国の親400人を対象とした「夏の外遊びとケガ」に関する調査を実施し、その結果を公開した。調査は2023年5月9日~11日の期間、オンライン調査で行ったものという。
今夏、子どもとアウトドアやレジャーに出かけたいか尋ねたところ、「とてもそう思う」が50.8%、「まあまあそう思う」が41.0%で、合計すると91.8%の親が出かけることに積極的だった。コロナ禍の制限も緩和され、外出意欲が高まっている。
今年、子どもに挑戦させたい夏のアウトドアを尋ねると、1位は「BBQ」の59.5%、2位が「キャンプ」の53.8%だった。3位は「海水浴」の39.8%、4位に「アスレチック」の39.0%が続く。
こうした外遊びで不安に思うことは何か尋ねたところ、「熱中症や脱水症状」が74.0%で最も多かったが、次いで「ケガ」が70.5%にのぼった。この2項目が突出し、3位は「迷子や失踪」の38.0%になっている。
応急処置アイテム常備は約3分の1
心配する親も多い「ケガ」だが、いざケガをした時、正しい処置ができると思うか問うと「とてもそう思う」は8.5%にとどまった。「どちらとも言えない」が37.8%で最も多く、「まったく思わない」が4.3%、「どちらかというとそう思わない」は20.8%で、この2つを合わせた4人に1人の親は自信がなく、不安を感じていると分かる。
アウトドアやレジャーで救急セットや応急処置アイテムを持ち歩いているかどうか尋ねた結果では、「常に持ち歩く」は36.3%だった。「たまに持ち歩く」は38.3%で、常備は3人に1人程度だが、「たまに」も合わせると約4人に3人が何らかの用意をしていた。
ではどんなアイテムを持ち歩いているのか、具体的に尋ねると「救急絆創膏」が95.3%で圧倒的に多く、2位の「消毒液」の35.6%に60ポイント近い差をつけての1位になった。携帯利便性の高さが支持につながっているとみられる。
(画像はプレスリリースより)
ニチバン株式会社 プレスリリース
https://www.nichiban.co.jp/news/2023/07_02/