ちょっとの油断が命取り!夏の車内はすぐに『危険レベル』の暑さに!
気温が上昇する夏本番を前に、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、車内で起きる子どもの熱中症事故の危険を、「キー閉じ込み」救援出動の集計数や、「真夏の車内温度」を計測実験した動画を紹介し、注意を呼びかけている。
(画像はプレスリリースより)
JAFが2012年夏に実施した「車内温度の検証テスト」の結果をグラフと動画で紹介しているが、気温35℃の炎天下に駐車した車内(窓を閉め切った状態でエンジン停止)の熱中症指数は、
わずか15分で命に関わる危険なレベルになるという。
(動画はニュースリリースより)
熱中症への「親の意識」が子どもの命を守る
特に熱中症が心配されるのは、子どもが車内に残されたままのケース。JFAが、昨年真夏の7月1日~8月31日の2ヶ月間に「キー閉じ込み」で子どもを救出した件数は、全国で549件もあった。その内5件に関しては、「ドアガラスを割る」などして救助しており、命に関わる緊急なものだった。
「キー閉じ込み」現場での聞き取り調査の結果、「子どもが誤ってロックを操作した」ことが原因の多くを占めていることもわかった。
ドアロックのトラブルだけではなく、「少しの時間だから」「寝ているから」という熱中症に対する親の“意識の低さ”が、大きな事故につながりかねない。大切な子どもの命を守るため、車内に子どもを残したまま車を離れることは絶対にやめなくてはならない。
JAFニュース
http://www.jaf.or.jp/profile/news/