「子どもたちの未来」はどう改革されるのか?
政府は7月10日、「教育再生実行会議」の特集ページを首相官邸HPにて更新した。これは、7月3日に行われた「今後の学生等の在り方について」の、教育再生“第五次提言”が盛り込まれた、最新情報となっている。
(画像は首相官邸HPより)
特集ページでは、これまでの「いじめ問題等への対応について」など、過去の提言もすべて見ることができるよう、わかりやすくまとめられている。
第五次提言「今後の学制等の在り方について」の概要は、(1)新学制について(2)教員免許制度などの改革(3)教育の「未来への投資」としての取り組み、となっている。
“5歳児義務教育化”について議論が
子育て世帯にとって注目されるのは、新学制の中でも「幼児教育の無償化」「5歳児の義務教育化」だ。「5歳児の義務教育化」については、現行の幼稚園、保育所、こども園などの枠組みを維持したままで、“5歳児のみ”を無償で義務教育にする方針とのこと。
5歳児の義務教育により、「集団行動がとれない」「授業中に座っていられない」「先生の話を聞かない」などで問題になっている、小学校1年生のいわゆる「小1プロブレム」が解消されることを期待されるとするが、「問題の前倒しでは?」「別のアプローチが必要では?」「何を教えるのか?」など、ネットでは議論を呼んでいる。
制度についての具体的な方策については、中央教育審議会に意見を求めるなど、実現に向け取り組むとのこと。“子どもたちの未来”がどのように改革されるか?今後も注目したい。
首相官邸HP「教育再生実行会議」特集ページ
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