子どもと母親、双方から回答のアンケート調査
株式会社日本能率協会総合研究所は、「親子の意識に関する調査」を2014年7月に実施した。
(画像はニュースリリースより)
調査は小学4年生~中学3年生のいる世帯の子どもおよび母親を対象に行い、親子双方から回答があった393世帯の回答結果をまとめて発表した。
「母が教えたいこと」「子どもが教わりたいこと」不一致に
「母親が子どもに教えてきたこと」「子どもが親に教えてもらったこと」での回答は、双方ともに「基本的な生活習慣」「基本的なしつけ」「社会生活に必要なルール」で、上位3つの回答が一致した。
しかし、母親のほうが子どもより高く選択する傾向があり、3位の「社会生活に必要なルール」では「母親83.5%、子ども57.8%」となり、25.7ポイントと最も大きく差が開いた。
(画像はニュースリリースより)
「母親が子どもに今後教えたいこと」は「社会生活に必要なルール」「人を思いやる心」「基本的な生活習慣」が上位の回答になり、母親が子どもに基礎的なことを求めているのに対し、「子どもが親に教えてもらいたいこと」での回答は、「運動・スポーツ」「勉強」「外での遊び」が上位となり、子どもは親に“テクニカルなこと”を求める傾向であることがわかった。
母が選ぶのは「日用品」子が選ぶのは「遊ぶもの」
子どもの身の回りのものを購入・利用する際に、主に母親が選ぶのは「下着類」「洋品小物」「おやつ」が上位となった。主に子どもが選ぶのは「本・マンガ」「ゲーム」「おもちゃ」が上位となり、「外食時のお店」については、約7割が親に相談してから選んでいることもわかった。
(画像はニュースリリースより)
子どもがねだった高価なものの金額は、平均して約1万5000円となり、具体的な購入品は「ゲーム」「ゲームソフト」「スポーツ用品」「衣類」などの回答が多かった。母親が答えた金額と、子どもがねだった金額が一致していた割合は約8割となった。
株式会社日本能率協会総合研究所ニュースリリース
http://www.jmar.biz/2014/10/20.html