21世紀生まれの子どもの“お手伝い事情”調査
厚生労働省は、「21世紀出生児縦断調査」の結果を12月11日に公表しました。
これは、少子化対策などの参考となるように、21世紀(平成13年)生まれの子どもの実態を、追跡調査しているものです。
女児は男児よりママの助けに
公表された統計調査の内容は、(1)母の就業状況の変化(2)子どもの手伝いの状況、です。調査の結果、母親の就業状況については、対象の子どもが小学6年生となった今回、前回よりもさらに働く母親の割合が増え、73.7%となりました。
子どもの手伝いの状況については、子どもの性別・母親の就業の有無別に調査を行っています。結果によると、8割前後の子どもが何かしらの家事の手伝いをしていることがわかりました。
また、男児に比べ女児の方が「米をとぐ」「料理作りの手伝い」「洗濯物を干す、たたむ」など、毎日必要な家事の手伝いをしている割合が高く、母の就業が「有職」の方が、子どもが手伝いをする割合は高くなっています。
子どものお手伝い率は、パパ次第?
父親の家事状況別にも調査を行い、その結果によると、父親が家事を「よくする」と回答した家庭では、85.5%の子どもが手伝いをしていることがわかりました。
父親が家事を「ほとんどしない、全くしない」と回答した家庭の子どもの手伝いは76.8%と低くなり、父親の積極的な家事参加が子どもの手伝いにつながる傾向がわかりました。
(画像はイメージです)
厚生労働省/第12回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/