日・米・中3カ国の授乳に関する意識調査
育児用品メーカーのピジョン株式会社は、専門家とともに授乳期の課題を考えるプロジェクト「ピジョン にっこり授乳期研究会」をスタートし、日本・アメリカ・中国の3カ国で授乳に関する比較調査を実施しました。
ママたちの授乳状況や意識は、国によってどう違っているのでしょうか?
授乳がうまくいかないと「幸せ感」もダウン
授乳状況の調査では、日本の母乳育児率が52%と、3カ国で1番高いことがわかりました。次いでアメリカ40%、中国37%でした。
「1ヶ月までに授乳が軌道に乗ったと感じる時期」についての調査では、日本のママは33%と3カ国で1番低く、授乳について長く手探り状態が続く傾向であることがわかりました。
また日本のママは、「授乳における幸せ感」で「とても幸せ」と答えた割合が、全体のママ約5割に対して、軌道に乗っていないママは約3割と、授乳がうまくいかないことで意識に大きな影響が出ていることもわかりました。
乳児検診まで不安を抱える日本のママ
「授乳が軌道に乗ったと思うきっかけ」について、アメリカや中国では「初乳を与えることができた」「ラッチオン(赤ちゃんがおっぱいへの吸着をすること)が上手にできるようになった」ことをあげる割合が高くなりました。
対して日本は、「検診時、体重増加に問題がないと言われた」が62%と、日本のママの多くは、検診まで不安を重ねながら授乳している状況であると考えられます。
にっこり授乳期研究会では今後も授乳に関する課題を調査・研究し、授乳期のママと赤ちゃんをサポートしていく方針です。
(画像はプレスリリースより)
ピジョン株式会社プレスリリース
http://www.pigeon.co.jp/release/service/pdf/