中野区は8日、2010年度予算案を発表した。その中で「(仮称)すこやか福祉センター」の開設費として五億七千五百六万円を計上。今年7月に1番目の施設として旧仲町小学校跡(同区中央三)を利用した福祉センターを開く。
同センターは統廃合によって空き施設となった小中学校跡地などを利用し、区内四カ所に開く。健康、子育て、介護、障害福祉の四分野について、複数の専門家が常駐する。
1つの施設で複数のサービスの窓口に
同センターの特徴は、福祉と健康系など複数のサービスの窓口になるという点。産後うつは、母親自身の健康と子どもの育児相談など健康と福祉、両方からの支援が必要なため、このような施設はありがたい。持病を抱えながらの育児など、病気に対するサービスと育児に対するサービス、両方のサービスを体系的に受けられるようにする。
2014年以降には中野富士見中学校跡、沼袋小学校跡に同センターを設置する予定。鷺宮周辺では鷺宮南自転車駐車場用地が候補地に挙がっている。
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