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公立高校の閉鎖危機 存続を求める声は届くか カナダ

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公立高校の閉鎖危機 存続を求める声は届くか カナダ

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生徒数が定員を大幅に下回ったことが原因
ある公立高校が、閉鎖の危機にさらされている。この学校の生徒や卒業生、それにその保護者たちが、存続を訴える声を上げた。

閉鎖される可能性があるのは、カナダ・アルバータ州にあるカルガリー市内のサー・ウィリアム・バン・ホルン高校。学業に加え、職業訓練などの就業教育に力を入れている。だが生徒の数が少なくなりすぎたことから、教育委員会が閉鎖の可能性を検討し始めた。1,000人近い定員に対し、300人程度しか在籍していないのだ。

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存続を求めるさまざまな声
保護者によると、四分の三の生徒は勉強に何らかの問題を抱えているのだという。それに対しこのバン・ホルン高校は少人数制の学級で手厚く生徒を支援しており、その結果ぐっと伸びる生徒も少なくないのだ。

ある三年生は、「他の学校では絶対にイヤだ」と強調する。

またある保護者は、「息子は他の高校で単位を落としてここに転校してきた。でも、おかげで息子の人生は変わったの」と力強く語った。「この学校がなければ、息子は落ちこぼれとして生きていかなければならないところだったの」。

ある卒業生は、「わけあって三年生に進級する前に他の学校に転校しました。でも、他の学校で三年生として在籍する生活はまさに悪夢だった」と振り返る。

カルガリー市教育委員会は、今春の終わりには投票で存続の可否を決定する。投票の結果、閉鎖が決まった場合は、2011年の6月で同校は閉鎖する。

同委員会は今年に入ってから、すでに複数の教育機関の閉鎖決定という決断を下している。幼稚園や小学校で閉鎖に向けての準備を始めているところもあれば、今年の6月に閉鎖が決定している小学校もある。

また先月には二つの学校の閉鎖を決定している。バン・ホルン高校の存続を求める声は果たして届くのだろうか。
(編集部 小川優子)

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Students defend vocational high school
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