自治体の区長としては初
パートナーに育児休暇とってほしくても、実際はなかなか難しいと感じている母親は多い。でも、区長自ら育児休暇をとれば、その区で働く男性職員は取得しやすくなるだろう。
東京都文京区の成沢広修(なりさわひろのぶ)区長(44)が、育児休暇を取得することがわかった。
2月に長男が誕生し、4月3日から15日まで2週間、育児休暇を取得する。成沢区長は自らが取得することで、男性が育児休暇を取得しやすい環境づくりに一役買いたいとしている。現在の区の男性職員の育休取得率は0%。
成沢区長は「最近は若い首長も増えており、各自治体も特別職の育休制度を整える時代だ」としている。区によると、地方自治体首長の育休取得は男女合わせて初とみられる。
ブレア前首相やタレントのつるの剛士も取得
上司が取れば自然とその職場は取りやすい雰囲気になるだろう。区長に続き、文京区の男性職員も、育児休暇をとる人が出てくるだろうか。
イギリスのブレア前首相やタレントのつるの剛士も取得したことで有名だが、スローライフが新しい暮らし方として注目されている現在、男女問わず日本でも育児休暇がとりやすい社会になることを願わずにはいられない。
文京区
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