南牧村は小中学生の給食費と保育園の保育料も免除
群馬県の南牧村は、子育ての経済的負担を軽減するため、新年度から村内に住む園児の保育費用や公立校に通う小中学生の給食費を無料化にする。過疎対策の一環で、深刻化する少子化をくい止め、安心して子どもを育てられる環境を整える。
南牧村によると、
1.園児の保育料免除
2.小中学生の学校給食費免除
3.高校などへの進学者に入学支援費交付
4.高校生らへの通学補助金交付
5.村外から転居してきた子育て世代への転入奨励金交付を可能にする条例を制定
以上のような対策を取るという。また、保育料は、村内に住む園児ならば村外の保育園に通っていても対象となる。
第1子からの免除は全国的にもめずらしい
給食費無料化は村内在住で村内の小中学校に通う児童生徒が対象。入学支援費と転入奨励金は子ども一人につき3万円、通学補助金は住所地ごとに年額2万2千~4万2千円を交付する。新年度当初予算案に約840万円を計上、不足した場合は補正予算で計上する。
第1子からの保育料や小中学生の給食費の無料化は群馬県内の自治体で初めてで、全国的にもめずらしい。
埼玉県小鹿野町や新宮市でも第2子以降を無料に
第2子以降になるが、隣県の埼玉県小鹿野町でも、過疎化対策から町立小中学校に通う児童生徒の給食費を2009年は4月から、全額無料にする事業を始めている。
また、和歌山県新宮市でも新年度から、小学生2人以上いる世帯に対し、所得に関係なく2人目以降の給食費を無料にする制度を始めると発表。各地で給食費無料化が相次いでいる。
南牧村ホームページ
http://www.nanmoku.ne.jp/小鹿野町公式サイト
http://www.town.ogano.lg.jp/index.html新宮市ホームページ
http://www.city.shingu.lg.jp/cgi-bin/odb-get.exe?wit_template=AM040000