日本初の試み、松山市でスタート
4月1日、日本初の「麺料理」の専門学校が登場した。その名も「麺とパスタの専門学校」。場所は、愛媛県松山市だ。ホームページには、奥山忠政校長による、以下のメッセージがある。
「麺」をきわめるには、しなやかな「感性」と、みがかれた「技能」と、もえるような「情熱」が必要です。本校は、「麺を生かす力」「麺で生きる力」をきたえる道場です。
日本で世界で麺のエキスパート養成目指す
授業の内容は、「歴史・文化」「技能・味覚」「知識・教養」「経済・経営」の4つのカリキュラムで行われるようだ。
例えば、うどんやラーメン、パスタ、そばなどに関する知識や技術をはじめ、麺職人としての人間性、基本姿勢を身に付けるとのこと。
最も特徴的なのは、特別活動の「巡礼体験」。四国88か所巡りを通じて、遍路の心得や参拝の作法、接待を体験して「おもてなしの心」を学ぶそうだ。さらに、「外国語」「観光論」もあり、日本の麺が持つ魅力を世界に発信できる人材を養成したり、「食」でまちおこしというご当地グルメを開拓する人材の育成をめざしたりする。
養成期間は2年間で、学校が独自に認定する「ヌードルマイスター」などの資格が得られるという。ただ、生徒数不足から、開校は2011年に延期されたとのことだ。
(minastirith 執筆)