海外から見た日本という国
先日、オーストラリアに住んで10数年の友人が一時帰国したので会った。日本のことについても話した。
一般的に言って、日本人は、恵まれているし経済的にも困っていなくてもなぜかいつも不安感があったり、幸福だと感じる人が少ないと感じるという。他の人と比べて、自分にはないものを欲しがったり、自分の今持っている物や能力に目を向けるよりも持っていない物に目を向けて、「まだまだ」と幸福だと感じない。
日本人の幸福感
幸福感って、自分の気持ちの持ちようで決まるものだ。日本人の幸福感を調査したら、世界的に見ても低い方だという。
そういえば、日本に10年以上住んでいるカナダ人の友人も、「日本人はなぜ、自分のいいところ、自分の持っているものに目を向けず、持っていないものばかりに目を向けて沈んだ顔をしているのか理解できない」。
一度きりの人生、まず自分の持っているものに感謝してみてはどうだろうか?それは物質的なものだけではなく、人間関係や精神的なものも含んでのことだ。
冒頭で書いた彼女は100%日本人だけど、もう日本には住めないかもと言った。結婚して、日本に住んでいる共働きの友達がいるらしい。そのうちの半分の子たちが、「子供は欲しいけど、社会的にも将来的にも不安だし、産まないと思う。」と。オーストラリアでは考えられない発想らしい。
Enjoy Your Life
一度きりの人生だ。周りの尺度、世間一般の尺度でなく、自分の物差しを持って、自分らしく生きていこうではないか。
日本社会が私たちを不安に駆りたてているのも否めない。自分改革と日本の社会改革のためにも、まずは真剣に選挙で誰に投票するか自分尺度で考えてみようではないか。
幸福度の国際比較