防災ずきんの安全性テスト
今回の大震災では東京などでも激しい揺れがあり、小学校で防災ずきんをかぶった子どもたちが校庭に並んでいる姿を、訓練ではなく本当の地震で見ることになった保護者も多かったのではないだろうか。
都内の量販店などでは防災ずきんも売り切れになったという報道があったが、子どもたちが使っている防災ずきんは、いざというときに大丈夫なのだろうか。国民生活センターでは、子ども用の防災ずきんの安全性についてテストを行い、昨年9月1日に結果を公表している。
認定品と非認定品に差
このテストでは、市販されている防災ずきんで3,000円以下の16銘柄を対象としており、このうち日本防炎協会の認定品と非認定品が半分ずつとなっている。
防炎性能では、すべての銘柄に防炎・難燃などの表示があるものの、非認定品8銘柄のうち4銘柄が火を止めても自己消火せず燃え続けたという。調査では洗濯前と洗濯後の比較も行っている。
他に衝撃吸収性能のテストや、これとは別に小学校で支給された防災ずきんを使ったテストも行っており、アンケートや消費者へのアドバイスもある。詳しい内容は、国民生活センターのホームページからPDFファイルをダウンロードして閲覧できる。
子ども用防災頭巾の安全性(発表情報)_国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20100901_1.html