社会全体で育成を支援
大分県の大分市ではこのほど、社会全体で子どもの育成支援に取り組むための条例を市議会が可決、3月22日に市のホームページでも閲覧できるようになった。施行は今年5月5日のこどもの日となっている。
「大分市子ども条例」は、家庭、学校等、地域、事業主の役割と、市の責務を規定し、それぞれが連携協力して社会全体で子どもの育成を支援することを大きな柱としている。
条例の前文の中では、「少子化、核家族化、地域とのつながりや人間関係の希薄化等が進む中、いじめ、児童虐待、有害情報のはん濫、子どもをめぐる犯罪の多発等、子どもを取り巻く環境は大きく変化しています。」と指摘、「社会全体で子どもの育成を支援していくことが大切です。」などとしている。
各地に広がる子ども条例
こうした子ども条例の制定は、多くの自治体に広まっており、札幌市のホームページには「他都市の状況」として「各自治体における、子どもに関する条例等の設置状況」を掲載、各自治体のホームページへのリンクと共に一覧として見ることができる。
大分市子ども条例他都市の状況/札幌市