JAFがアンケート調査
日本自動車連盟(JAF)は4月20日、「子どもの車内事故に関するアンケート調査」の結果を発表した。このうち「子どもを車内に残したまま車を離れたことがある」と回答した人は全体の28.2%を占めており、JAFでは、これからの季節は子どもの熱中症事故に注意が必要だとして、「たとえわずかな時間であっても、車内に幼い子どもを残すことは絶対にしないように心がけましょう」と呼びかけている。
今年2月と3月にJAFが出動したロードサービスのうち幼児を車内に残したままの「キー閉じ込み」件数が全国で433件あったとしており、気温が20度程度でも閉め切った車内は50度近くに上昇することが過去のテストでもわかっていることから、春でも車内に幼児を残すことは非常に危険だと注意を呼びかけている。なお、車内温度に関するテスト結果はJAFのホームページで確認することができる。
子どもを残したキー閉じ込みに注意を
JAFでは、キー閉じ込み防止のポイントとして以下の3点を挙げている。
(1)ドアの施錠(ロック)はカギを手に持って(リモコンキーの場合も手に持って確実に)
(2)トランクに荷物を積み込む場合は要注意(トランク内のキー置き忘れに注意)
(3)クルマのキーやリモコンキーは子どもに渡さない
JAFが発表した今回のアンケート調査によると、「子どもが車内で怪我をするなど危険な目にあった経験がある」と答えた人は28.3%で、その内容については、「頭や体を強打した」35.5%、「ドアに手や足を挟んだ」25.5%、「パワーウインドーに手・足・首などを挟んだ」16.3%などとなっている。このアンケート調査の結果もJAFのホームページで確認することができる。
一般社団法人 日本自動車連盟
http://www.jaf.or.jp/