厚労省は「影響なし」
厚生労働省は4月30日、母乳中の放射性物質の濃度の状況を把握するため緊急に調査を実施、福島県や茨城県など1都4県で乳児を持つ授乳婦23人を対象とした結果を発表した。
23人のうち7人の母乳から微量の放射性物質が検出されたが、乳児への影響はないとの見方を示しており、母乳の栄養面での利点を鑑み、授乳中の人も普段通りの生活をして問題はないとしている。
市民団体の調査を受け
調査の対象者は産婦人科医などを通じて協力を依頼されたもので、福島県4人、茨城県9人、千葉県2人、埼玉県1人、東京都7人となっている。このうち放射性ヨウ素が7人から検出され、福島県いわき市の1人からは放射性セシウムも同時に検出された。なお、各マスコミが報じている専門家らの話でも、問題はないとされている。
厚労省の調査に先立って、市民団体が、母乳の放射能汚染に関する実態調査は行われるべきなのに行われていないとして、独自に調査を行い、放射性物質が検出されたと発表していた。
母乳の放射性物質濃度等に関する調査について(厚労省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001azxj.html母乳調査・母子支援ネットワーク
http://bonyuutyousa.net/