認定マンションには認定マーク
埼玉県はこのほど、マンションの共用部分を含む仕様や、子育て支援サービスの提供など、ハードとソフトの両面で子育てに配慮したマンションを県が認定する制度を新たに始めることを明らかにした。この「子育て応援マンション認定制度」は4月1日に制定されたもので、6月9日にホームページで内容などを公表している。
認定されたマンションは、県のホームページで紹介され、マンションの広告などに独自の認定マークを使用することができるという。申請の受付は7月1日からで、申請窓口は都市整備部住宅課となっている。なお、県内の取り扱い金融機関において、基準金利より低金利で融資が受けられる「埼玉の家・子育て応援!!住宅ローン」が利用できる場合もあるという。
若年世代の定住促進へ
今回の認定制度は、「子育てしやすい住環境の形成と今後の高齢社会を支える若年世代を県内への定住を促進することを目的」としているという。
対象となるマンションは、以下の要件をすべて満たす必要があるという。
(1)全住戸の2分の1以上の住戸の住戸専用面積は、分譲住宅の場合は65㎡以上、賃貸住宅の場合は55㎡以上であること。
(2)階数が2以上の場合は、エレベーターを設置していること。ただし、2階建てのメゾネット形式の建築物の場合は、この限りでない。
(3)住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11年法律第81号)に基づく住宅性能第5条第1項に定める設計住宅性能評価書及び建設住宅性能評価書を取得していること。ただし、この制度要綱が施行される前に着工している場合は、この限りでない。
(4)その他法令等に違反していないこと。
詳しい認定基準などは県のホームページからPDFファイルをダウンロードして確認することができる。
子育て応援マンションの認定を始めます - 埼玉県ホームページ
http://www.pref.saitama.jp/site/kosodate-ouen-manshon/